ロッテ2位死守 打線組み替え奏功!CS進出へ連敗4で止めた
「ロッテ6-3楽天」(31日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテは1-3の六回に5点を奪って逆転した。無死一塁で21試合ぶりに1番に入った荻野が右前打して好機をつくる。1点を返してなおも1死三塁で中村奨が中前へ同点打。4番に座った清田が四球でつなぎ、菅野の2点三塁打で一気に勝ち越した。連敗を4で止め、井口監督は「足も絡めて、いい形でつながった」とご満悦だった。
打線の組み替えが奏功してCS進出に一歩前進した。7月21日から4番を任せていた21歳の安田を7番に下げ、10月7日から1番に入っていた20歳の藤原を外した。5番で起用されて勝ち越し打を放った菅野は「いい流れのまま打てて良かった」と声を弾ませた。
序盤は石橋の前に完璧に抑え込まれた。重苦しい空気を変えたのは3番の中村奨だ。3点を先制された四回に1死二塁のチャンスで打席が回ってくると中前適時打で逆転の機運を生んだ。井口監督も「取られた後に1点を取れたのが大きかった」とうなずいた。
チームは10月に8勝17敗と大きく負け越した。3位西武とは2ゲーム差、4位楽天とも2・5ゲーム差しかない。CSに進出できる2位死守に向け、井口監督は「ゲーム差どうこうより、とにかく自分たちが勝つ」と目をぎらつかせた。