聖カタリナ、激闘サヨナラでセンバツだ エース・桜井179球の熱投
「秋季高校野球四国大会・準決勝、聖カタリナ3-2小松」(31日、春野球場)
延長12回の激闘をサヨナラで制し、創部5年目の聖カタリナ学園が春夏通じて初の甲子園出場に当確ランプをともした。
エース・桜井頼之介投手(2年)が12回を投げ向き、6安打11三振2失点、179球の熱投。五回までは「力が入らなかった」と毎回走者を背負ったが、試合中にオーバースローからスリークオーター気味にフォームを変更。「指にかかる感覚が戻ってきた」と、六回以降を1安打に抑えた。自己最速を更新する145キロも記録し、NPB4球団が視察する中で力投を見せた。
延長十二回、堀越璃雄内野手(2年)のサヨナラ打の瞬間、「両手を上げてベンチを出てました」と笑った右腕。1日の決勝では名門・明徳義塾と激突する。四国頂点まであと一つだ。