ソフトバンク ドラ5田上は「ロマン」公式戦登板なしも指名 叔父はOB・秀則氏
ソフトバンクにドラフト5位指名された田上奏大投手(17)=履正社=が2日、豊中市内の同校で永井編成育成本部長兼スカウト・育成部長らのあいさつを受けた。高校では練習試合の10イニングに登板しただけという隠れた逸材の指名を、福山アマスカウトチーフは「われわれのロマン」と表現。田上は「3、4年後に1軍で160キロ以上を」と意気込んだ。
将来を見越して外野手から投手へ転向した直後、6月の練習試合で快投。近畿担当の稲嶺アマスカウトから報告を受けた福山チーフが改めて視察し「衝撃が走るくらいのボール。まさしく原石。(元西武の)郭泰源さんみたいな感じ」と名投手と重ね合わせた。
叔父はソフトバンクOBで、大産大付野球部監督の秀則氏。田上は「叔父さんはベストナインも取ってオールスターにも出ている。自分もタイトルを取れるような選手に」と決意を口にした。