オリックス・紅林プロ初打席初安打 高卒新人球団31年ぶり!体重増やし振り負けず
「オリックス6-3楽天」(3日、京セラドーム大阪)
オリックスのドラフト2位・紅林(駿河総合)がプロ初打席初安打。球団の高卒新人では1989年の高嶋徹以来、31年ぶりの快挙だ。
二回、X JAPANの『紅』のテーマにノッて打席に向かい、2-1からの146キロをはじき返し二遊間をしぶとく抜いた。
「もう、とにかくうれしかったです。2軍でずっと出させてもらったけど結果が出せなくて。上げてもらったのでなんとか結果をと思っていました」
未来の主軸としての期待を集め、2軍ではチーム唯一の全試合出場を果たした。
「(2軍監督だった)中嶋監督代行からは“試合に出続ける体力をつけろ。結果はそれからだ”と言われました。1本ですが恩返しできて良かった」
トレーニングだけでなく、食事にも気をつけた。86キロだった体重は93キロまで増えた。指揮官は「(素材は)良かった。まさか1年目で1軍デビューするとは思わなかった」と笑顔になった。
「本塁打を打てる選手になりたい」と紅林。無限の可能性を感じさせる大砲がデビューした。