東都Vの亜大・生田監督「神宮でもう一度」東京六大学優勝校と対戦案提唱
「東都大学野球、亜大4-0中大」(4日、神宮球場)
亜大が中大を破って8勝2敗とし、16年春以来8季ぶり26度目となる優勝を決めた(中止となった今春は含まず)。ドラフト指名を受けた二枚看板らで完封リレー。先発した楽天4位指名の内間拓馬投手(4年・宜野座)が5回無失点に抑えると、九回には巨人1位指名の平内龍太投手(4年・神戸国際大付)が三者凡退で締めた。
試合後の優勝記者会見で、生田勉監督がナインを思いやる提案を口にした。本来なら明治神宮大会の出場権を得るが、コロナ禍で中止。「彼らの気持ちを考えるとちょっと切ない」と複雑な心境を吐露しながら、リーグ制覇した選手らに“次なる戦い”を用意することを熱望した。
個人的な意見としつつ、「(東京)六大学の優勝チームと東都の優勝チームが1試合でもいいから、この神宮球場でもう一度戦うチャンスをいただければ」と正直な思いを打ち明けた。全国大会が開催断念され、苦難に直面した選手たち。9日開幕の関東地区大学選手権の優勝チームを含め、宿泊を伴わない形で“有終の美”を飾る場が設けられることを望んだ。