ロッテCS接近 2位へ0・5差!今季ソフトバンクに勝ち越し
「ロッテ6-1ソフトバンク」(5日、ZOZOマリンスタジアム)
意地が詰まった決勝打だった。ロッテは1点を追う五回2死一、二塁。9番の安田が東浜の直球を捉えると打球は左中間に落ちた。「チャンスだったので、何とか食らいついた。気持ちで打ちました」と頬を緩めた。
3年目の今季は86試合で4番に座ったが、極度の不振にあえいだ。10月31日から7番、前日4日からは9番に下がった。自身と向き合い「実力不足でしかない」とはっきりと口にした。
4番の重圧に苦しんだ。「打てなくて負けた試合がたくさんあった。精神的にきつい時もありました」。それでも「もっともっと練習するしかない」と前を向き、この日の試合後も室内練習場で打ち込んだ。
チームは今季のソフトバンク戦を12勝11敗1分けで勝ち越し、相手の完全Vを阻止。4年ぶりのAクラスを確定させ、CS進出を争う2位・西武には0・5差に迫った。「CSに出たい。その気持ちだけです」。残り3試合、必死に食らいつく覚悟だ。