中日・吉見引退試合にソフトバンク・千賀&石川も駆けつける 「19」ユニ着用
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「中日-ヤクルト」(6日、ナゴヤドーム)
中日の吉見一起投手(36)が、笑顔のラスト登板を終えた。
引退試合に臨んだ右腕は、ヤクルトの山崎と対峙(たいじ)。2球で追い込むと、1ボールを挟んで、最後は138キロの直球を外角低めいっぱいに投じ、空振り三振に斬って取った。
打者一人だけの最後のマウンド。吉見は集まった内野陣一人一人と抱き合い、最後はヤクルトの森岡内野守備走塁コーチ、中日の大野雄から花束を渡された。
竜の黄金期を支えたエースが、鳴りやまぬ拍手の中でマウンドを降りる。丁寧にプレートの土を払い、最後まで笑顔だった。
最後の勇姿を見届けようと、かつて福岡県八女市で一緒に自主トレを行ったソフトバンクの千賀滉大投手と石川柊太投手も駆けつけた。背番号「19」のユニホームを着用し、応援ボードも高く掲げた。また昨年阪神で現役引退した中日OBの高橋聡文氏も見守った。