早実8強敗退でセンバツ絶望…清宮福太郎は瞳潤む「自分が打たないと…」
「秋季高校野球東京大会・準々決勝、二松学舎大付6-4早実」(7日、ダイワハウススタジアム八王子)
早実は逆転負けを喫し、準々決勝で敗退となった。日本ハム・清宮幸太郎内野手の弟である早実・福太郎内野手(2年)は3打数1安打2四球。4番としてこだわる打点を挙げられず、来春センバツへの出場は絶望的となった。
主砲として好機で快音を響かせられなかった。三回無死一、二塁では二ゴロ併殺打。五回1死一、二塁ではうまく捉えたが、中飛に終わった。「やっぱり自分が打たないと勝てない」。試合後には目を潤ませながら、時折言葉を詰まらせた。
ただ、九回1死一塁では好左腕の二松学舎大付・秋山から詰まりながら右前に落として意地を見せた。「まだ甲子園に行くには足りないのかなって言われている気がします」。聖地に立つチャンスは来夏の一度のみ。「もう一回、自覚を持ってこの冬を越えなきゃいけない」と声を振り絞り、前を向いた。