巨人・岡本 2発キング大前進!30&31号3年連続大台、球団生え抜きは松井以来
「巨人6-2ヤクルト」(7日、東京ドーム)
堂々とベースを一周する姿に、風格が漂った。三回1死一、二塁。坂本の左前打などで築いた先制機に、巨人・岡本が左中間席上段への30号3ランで応えた。「感じは良かったです」。巨人の生え抜きでは松井秀喜以来となる3年連続30号到達に「30本を目標で(シーズンに)入ったし、そこは良かったのかな」とうなずいた。
生還後、本塁付近で待ち構えていた坂本の祝福に、笑顔がこぼれた。その存在を「全部見本になるが、打席の中で粘りとか対応力、一発で決める能力とか、仕留める精度の高さとか、勉強になると思っている」と岡本。2000安打の大台に王手をかけた先輩の姿から多くを学び、アーチ量産につなげてきた。
五回には今季初の2打席連発となる31号。28本の阪神・大山を突き放した。自身も3年連続30発を記録している原監督は「まだまだ伸びしろもある。聞くところによるとまだ乳歯も残っているという」とさらなる成長曲線に思いをはせた。安定して一発を放ち続ける24歳。「1打席も無駄にしないように」と先を見据えた。