日本ハムの上沢直之投手（２６）が１３日、来季の完全復活を誓った。目指すは自身２度目の開幕投手と３年ぶりの２桁勝利だ。「今後の野球人生の指針になるような年になる」と勝負の年と位置づけた。

　左膝蓋（しつがい）骨骨折から復帰した今季は８勝６敗、防御率３・０６。昨オフはリハビリ優先で十分な練習を積めなかったが、チームトップタイの白星を挙げ、「もっと良くなる可能性はある」と手応えを得た。

　今オフはウエートトレーニングを重点的に強化し、１年間戦える体作りに着手する。「２桁勝って当たり前と思われるような投手にならないといけない」とチームを背負う覚悟は十分。開幕戦のマウンドに向け、「今オフは歯を食いしばってやりたい」と意気込んだ。