目標は松坂 西武育成5位の水上由伸が仮契約「いろんなものを吸収していきたい」
西武から育成ドラフト5位指名された水上由伸投手(22)=四国学院大=が16日、丸亀市内のホテルで入団交渉に臨み、支度金350万円、年俸400万円で仮契約した(金額は推定)。
渡辺智男スカウト(53)とともに会見し、プロ野球選手として大きなステップを踏んだ水上は「一歩近づいて、さらに実感が湧いてきた。少しでも早くチームに貢献したい」と、決意を語った。
目標とする選手を聞かれると、西武・松坂大輔投手(40)の名前を挙げた。MVPを獲得した2009年のWBCもテレビ観戦。松坂のクリアファイルも購入したといい、子供の頃から憧れの存在だ。「強打者の抑え方や、打たれているときに何を考えているのか、いろいろ聞いて、いろんなものを吸収していきたい」と、目を輝かせた。
この日は両親も故郷・長野から駆けつけ、息子に「由伸」と名付けるほどの巨人ファンだった父・俊孝さん(53)も、西武ファンになることを宣言。「仲間をたくさん増やして、プロの世界で元気にやって欲しい。努力も今の倍しないといけないでしょうから」と、息子の将来に期待を込めた。