ソフトバンク・東浜 日本S回避も…右肩コンディション不良で登板メド立たず
ソフトバンクは16日、日本シリーズ進出を決めてから一夜明け、ペイペイドームでは先発投手による指名練習が行われた。2試合連続の逆転勝利でのCS突破に雰囲気は明るかったが、その陰で首脳陣は頭を悩まされる事態に直面していた。今季の開幕投手を務めた東浜が、右肩のコンディション不良で登板のメドが立たない状況に陥った。
右腕はこの日、疲労を取り除くために右手にボールを握りしめながらフェンス沿いをゆっくりジョギング。15日のロッテ戦では4四死球を与えるなど制球も乱し、4回を被安打7、3失点で降板。試合中にも度々、トレーナーと言葉を交わす場面も見られた。
工藤監督はCS突破を決めた直後のお立ち台で「少しコンディションが上がっていない中でマウンドに上がってくれて、いけるところまで一生懸命投げてくれた」と言及。中6日であれば日本シリーズ第2戦に登板することが可能だったが、当面はコンディションの回復を最優先させる見通しだ。
シリーズ中の登板を模索していくが、首脳陣は有事に備え、この日から笠谷を合流させ、17日からはバンデンハークも1軍練習に参加する予定。パ・リーグ史上初の4年連続日本一へ、一抹の不安が生じた。