西武の“42年ものの名物”メットライフドーム入場ゲートが解体 新生へ
西武ライオンズ球場時代から多くのファンを迎え入れてきたメットライフドームの“名物”が役目を終える。玄関口となってきた一、三塁側の入場ゲートのうち、三塁側が16日と17日で解体され、残る一塁側も19日、20日で姿を消すことになる。
両ゲートは79年の西武ライオンズ球場開場以来、ドーム球場化を経て、約42年間、玄関口として球場を見守ってきた。メットライフドームを含む「メットライフドームエリア改修計画」が進められており、来年3月に、およそ3年間の改修工事を終えてグランドオープンをする。これに伴って入場ゲートが、西武球場駅前の改札よりに新設されるゲートに集約される。
西武の広報部員は“42年もの”の名物がなくなることに際して、コメントを寄せている。
「僕自身、小学生のころからライオンズのファンで2008年までは一塁側のゲートを、そして2009年からは三塁側のゲートを通過すると、当時自由席だった外野芝生席の場所をとるため必死になった記憶が鮮明に残っています。今回、メットライフドームの象徴の一つである、一、三塁側の入場ゲートがなくなり、来季からは、入場ゲートが西武球場前駅に近づき、そこを通過すればこれまでよりもっと広いボールパークが登場します」
さらに、今後の見どころもPRする。「左手には大型グッズショップ『ライオンズ チームストア フラッグス』、そして右手には約1000平方メートルの広さを誇る大型遊戯施設『テイキョウキッズフィールド』、そして目の前にはメットライフドームが立ちそびえます。ファンの皆さまにはいままで以上のワクワク感を味わっていただけると信じています」。改修工事は来年3月のグランドオープンへ、ラストスパートに入っている。