楽天・青山が引退会見 プロ15年間を「最高でした」野村監督、星野監督には深く感謝

引退会見を行った楽天・青山(球団提供)
引退会見を行った楽天・青山(球団提供)
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 今季限りでの引退を表明した楽天・青山浩二投手(37)が23日、楽天生命パーク宮城でオンラインによる引退会見を行った。

 今季は11試合登板にとどまり2勝0敗、防御率4・35。10月1日に2軍降格後は、左太もも裏の肉離れで離脱。「何とか最後までチームの力になろうと思ったが、シーズン最後の方にケガもあって、そろそろかなと思った」と引退を決断するに至った心境を語った。

 球団の草創期から中継ぎ、抑えとしてチームを支え、13年の球団初のリーグ優勝、日本一にも貢献。昨季は自身最多の62試合に登板し、通算600試合登板も達成した。プロ15年間を「あっという間。いろいろな経験をさせてもらって、最高でした」と振り返った。

 その中で2人の名将に感謝する。プロ1年目の恩師である野村克也氏には「名前と顔を覚えてもらうのに必死だった。1年目からたくさん試合に使ってもらった」と感謝する。

 そして11年から指揮を執った星野仙一氏には「監督室に呼ばれ『抑えをやる気はないのか?稼ぐ気はないのか?プロ野球選手なんだから稼げ』と怒られた」と明かし、プロで投げられるだけで満足していた自身を変える出来事に「僕の分岐点になった」と話した。

 今後へ「もう一度、野球を勉強して、人に伝えられるようになりたい」と青山。楽天一筋15年、通算625試合登板の鉄腕は、涙とともに現役に別れを告げた。

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