名将・木内幸男氏が死去 取手二、常総学院で春夏甲子園3度優勝

常総学院でセンバツ初V、笑顔の木内幸男さん=2001年4月4日撮影、甲子園球場
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 高校野球で茨城の取手二、常総学院の監督として甲子園大会で3度優勝を成し遂げた木内幸男(きうち・ゆきお)氏が24日、肺がんのため死去した。89歳だった。

 木内氏は指揮官として甲子園に春7回、夏15回出場して通算40勝。「木内マジック」と呼ばれた大胆な選手起用や采配で注目を集めた。

 取手二では84年夏の決勝で桑田真澄、清原和博を擁した大阪・PL学園高に打ち勝ち、茨城県勢初の甲子園大会優勝。常総学院では87年夏と94年春に準優勝し、2001年に茨城県勢初の春の優勝へと導いた。

 03年夏は決勝でダルビッシュ有を擁した宮城・東北を破り、同年勇退。07年に監督に復帰し、80歳の11年まで務めた。

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