巨人 菅野のメジャー移籍容認へ「オーナーも監督も本人の意思を尊重し応援」
巨人は菅野智之投手(31)が、今オフメジャー挑戦を直訴した場合、ポスティングシステムを利用しての米大リーグ移籍を容認する方針があることが25日、明らかになった。
入団以来持ち続けてきた夢を球団は後押ししていく構えだ。球団内部では「オーナーも監督も本人の意思を尊重し応援するとしています。後は本人がどう考えるかどうかです。シリーズ後に確認するつもりです」と話す関係者もおり、夢への挑戦への理解を示している。山口オーナーも昨年オフに「個別のケースに関しては(ポスティングを)検討していく余地はでてくる」と柔軟な姿勢を示していた。今後、菅野と球団との話し合いの場を持ち、意思確認をすることになる見込みだ。
8年ぶりの日本一はかなわなかったが、今季最大目標のリーグ2連覇の立役者として申し分ない成績を残した。史上初の開幕投手からの13連勝を達成。14勝2敗で、最多勝、最高勝率の2冠を達成。海外FA権は早ければ来季に取得できるが、メジャー挑戦にふさわしい結果を残したことで、球団としても全面的にバックアップしていく姿勢だ。
18年オフのイベントでは「夢はやっぱりあります。野球選手である以上、上のステージにいきたいと思うのは当たり前。そう思わない自分になる方が怖い」と語っていた菅野。年齢的にも今がチャンスと、メジャー挑戦を表明する可能性は十分。今後の対応が注目される。