ヤクルト・小川 FA宣言検討「評価聞いてみたい」 球団は慰留へ「最大限の努力」
ヤクルトの小川泰弘投手(30)が今季取得した国内FA権の行使を検討していることが25日、分かった。球団はシーズン中から交渉の場を設けてたが、この日までに残留の返事はなく、宣言する可能性が高まった。
今季は5年ぶりの2桁勝利となる10勝をマーク。8月15日・DeNA戦ではノーヒットノーランを達成した。小川は野球人生で手にした権利を「分岐点」としており、球団側には「(他球団の)評価を聞いてみたい」と伝えているもよう。宣言残留も認められていることから、権利行使は選択肢の一つになっていた。
球団幹部は「仮にFA宣言したとしても、やはり残ってもらうべく最大限の努力はしていかないといけない」とエースの流出阻止に努める。別の球団幹部は宣言した場合、4年総額7・5億円の現在の提示額の変更も検討することを明かした。また、今季国内FA権を取得したDeNAの井納翔一投手(34)に関心を示していることも分かった。