イチロー氏の打撃に智弁和歌山ナイン驚嘆「えぐい」柵越え19発に場外弾も数本
米大リーグのマリナーズなどで活躍したイチロー氏=現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=が4日、2日から甲子園優勝経験のある智弁和歌山で臨時コーチを務めていたことが分かった。当初からの予定通り、同校グラウンドでの3日間の指導最終日となったこの日は、自らフリー打撃も行い、76スイングで19本の柵越えを披露した。
イチロー氏はフリー打撃の合間に、智弁和歌山・中谷仁監督に「俺は好きな練習」と話し、場外弾も数本放ち、選手からは何度も「えぐい」といった声があがっていたという。その後も、選手らに精力的に技術指導を行っていた。
フリー打撃後に行われた約1時間30分の自主練習の後、イチロー氏は選手らから花束を受け取り記念撮影も行った。最後に「とにかく僕が伝えられることはこの3日間で伝えたので。期待しています。がんばって」とエールを送って締めくくった。