巨人・山瀬がソフトバンクの甲斐と合同トレ実現へ 志願の弟子入り
巨人の山瀬慎之助捕手(19)がソフトバンク・甲斐拓也捕手(28)と今オフに合同自主トレを行うことが4日、分かった。
さらなるレベルアップを目指し、高卒ルーキーは宿敵球団の正捕手に弟子入りする。甲斐と言えば、日本シリーズでも2本のアーチを架け、守備面でも的確な手腕で投手陣をリード。巨人の前に高く立ちはだかった、言わば“因縁の相手”だ。
そんな球界ナンバーワンの呼び声も高い扇の要に自ら志願したという山瀬。今季はイースタンで44試合に出場し、打率・163。プロのボールに力負ける場面が目立ったが、守備では強肩でわずかに飛びだした一塁走者を刺すシーンもあった。
11月29日まで開催されたフェニックスリーグでは17試合中、16試合でスタメン出場。首脳陣からの期待の大きさもうかがえる。
1年間指導してきた阿部2軍監督も「伸びしろしかないでしょ。何かを吸収してきてほしい」と送り出す構えだ。飛躍の2年目とするためになりふりかまわず門をたたく。