清原和博氏 トライアウト新庄氏にエール「スパイス的な存在、プロ野球も盛り上がる」

 少年からおなかに死球を受ける清原氏(右)
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 西武や巨人などで活躍した清原和博氏(53)が5日、西東京市で小学6年生を対象にした野球教室に参加し、7日の合同トライアウトに挑む元阪神の新庄剛志氏(48)にエールを送った。現役復帰を目指す球界の後輩について「僕の願いとしては受かってほしい。スパイス的な存在として、プロ野球も盛り上がると思う」と期待を寄せた。また、自身はYouTubeを使って情報発信していく考えを明かした。

 貫禄たっぷりのいでたちで、グラウンドに立つ誰よりもオーラを放っていた。バットを手に熱心に指導し、小学生とのガチンコ対決では「現役以来」という死球を受け、もん絶。雨の中、泥だらけで野球を存分に楽しんだ清原氏は、現役でのプレーを目指す新庄氏について問われ、熱い口調でエールを送った。

 「ぜひ頑張ってほしい。僕の願いとしては受かってほしいし、野球界にスパイス的な存在として新庄君が入ってくると、違った意味で盛り上がると思う」

 同じ時代を現役として過ごし「華がある」と新庄氏の魅力を肌身で感じてきた。さらに「見た目とは違って、本当に野球に対する姿勢は素晴らしいものがあると思う」と、その取り組みにも一目置く。NPBへの復帰が必ずや野球界のためになると信じている。

 後輩への思いは新庄氏に対してだけにとどまらない。再起を期する西武・松坂には「来年は帰ってきたか、という姿を見せてほしい」と復活を熱望。「一番応援している」という広島・鈴木誠については「チームが低迷する中、技術じゃなくメンタルのコントロールが難しかっただろうな」とおもんぱかった。

 自身は覚せい剤取締法違反による執行猶予明けから約半年がたち、活動を活発化させていく。YouTubeを使って「少年たちにプラスになるようなことや自分自身の近況を、いろいろ発信していきたい」と方向性を示した。回り道を経て、表舞台に戻ってきたスター。その視線は球界発展へ真っすぐと前を向いていた。

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