新庄氏 オファーの期限は6日間「なかったら野球は終わる」
プロ野球12球団合同トライアウトが7日午前から行われ、56選手が参加した。
阪神や日本ハム、大リーグでプレーし、06年に引退した新庄剛志氏(48)も参戦。現役最後に所属した日本ハムの背番号1のユニホーム、赤いリストバンドに身を包んで登場し、シート打撃は3打数1安打1打点1四球だった。
自ら「1%の可能性にかけて」と挑戦した現役復帰への挑戦。今後について「6日間でオファーがこなかったら野球は終わる。きっぱり言います。6日間でこなかったら1年間おつかれさまでした、新庄剛志と。やり終えた感じがものすごくあります」と、期限を設定した。
この日は第4打席、一、二塁のチャンスの状況で左前打を放った。14年ぶりのブランクもさすがの勝負強さをみせ、「今回は無観客でテンション下がったが、アドレナリンが出てボールがよく見えた」と笑った。現役復帰までここまでを振り返り「自分に対して感動している」とうなずいた。
シート打撃では二ゴロ、四球、二ゴロ、左前適時打。球場外からファンの声援もあった。「48歳という年齢で、努力してきたことをみせられて、少しは勇気を与えられたのではないかなと思います」と、満足げに振り返った。