元巨人監督で野球評論家の堀内恒夫氏が７日、「トライアウトについて」と題して公式ブログを更新。同日行われたトライアウトについて思いをつづった。

　読者からトライアウトについてのコメントを求められ、「俺は良い事だと思ってるんだ。やっぱりね　突然、来季は契約しませんよって言われて潔く引退するのも美学だけど『まだ野球をやりたい』その夢があるのならやれるところまでとことんやるのもまた美学　そのためにどうかチャンスを与えてあげてほしい」と持論を展開した。

　続けて「何人の選手がここで声がかかるかわからんけれどこういうことってホント大事だと思うよ。ただ、ただね　１日のトライアウトでどこまで見れるのか。っていうのは思うけどね」とトライアウトのあり方に疑問を投げかけた。

　７日のトライアウトについて「それから今年は新庄くんが出てたじゃない。彼が出る、って言ったことでトライアウト自体が話題になって良かったと思うよ。こういうことをやってます、っていうのを世間に知ってもらういい機会になったのでは、って俺は思ったけどね」と“新庄効果”についてつづった。

　最後に巨人ＯＢらしく「そして宮國だね。彼は経験があるから。自分の力を知り打ち取れる術を知っているはずだよ。いかんせん、ボールの力がなくなってきてるから今日も４コーナーを狙って投げてたでしょ。ただ、狙いながらも甘いボールがあったよね。さて、その彼のピッチングをどのように評価してくれるか。契約してくれるところが現れてくれるといいなぁ」と後輩の将来を気にしながらブログを締めた。