中日、福留を選手一本で獲得へ コーチ兼任否定
今季限りで阪神を退団した福留孝介外野手(43)について、中日の加藤宏幸球団代表は7日、ナゴヤ球場で取材対応し、獲得へ向けた球団の動きを認めた。コーチ兼任のプランは否定し、選手一本で勝負してもらいたい考えを明かした。
「来ていただけるなら選手です。選手を指導するのはコーチの仕事です。兼任というのは考えていません」
望む役割は試合を決める場面での代打だ。「期待しているのは、勝負どころでの代打ですよね」。1999年から9年間、中日に在籍して2002、06年には首位打者を獲得。リーグ制覇3度の原動力となった。その後は米大リーグに挑戦し、阪神移籍後も主力として活躍し続けた。40代になっても点差やカウント、場の雰囲気を読み、一振りで試合を決める能力は十分にあると考えている。
交渉が順調に進めば、年内にも入団会見が開かれる。07年以来、14年ぶりに中日のユニホームへ袖を通す日もそう遠くはない。