楽天・涌井、来季は「自分8割、人2割」でチーム力底上げだ【NPB】
楽天・涌井秀章投手(34)が7日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3500万増の年俸1億6000万円で更改。移籍2年目となる来季はチーム力の底上げのために、若手へのアドバイスを行っていく意志を示した。(金額は推定)
ロッテから移籍1年目の今季は、開幕から8連勝を飾るなど11勝4敗、防御率3・60。西武、ロッテ時代に続き史上初となる3球団目での最多勝獲得。「正直、タイトルを取れるとは思っていなかった」と振り返った。
移籍2年目は若手の成長にも一役買う考えだ。「今年は自分の成績を残すことしか考えてなかった。チームのことも見えたので、若手にもっといいアドバイスができれば。自分8割、人2割ぐらいでいこうかな」とした。
西武時代からの先輩だった石井新監督となり「ずっと近い存在としてやらせてもらってきた。監督はこう思っているよというのを他の選手に伝えられれば」と涌井。悲願の優勝のため、投球だけではなくチームを陰から支える役割も担っていく。