元プロ野球選手で、新庄剛志氏と日本ハムで一緒にプレーした森本稀哲氏が８日、日本テレビ系「スッキリ」に生出演。トライアウトを受けた新庄氏を獲得する球団はあるか？という質問に「手を挙げて欲しいチームが１チームある」とコメント。支配下登録は無理でも育成選手契約であれば「球団にデメリットはそこまでないと思う」と訴えた。

　現役時代から新庄氏のすごさを目の当たりにしてきた稀哲氏は、前日のトライアウトの新庄氏の姿に「投げる方と足は身体能力がものすごい高いからある程度仕上げてくると思ったが、問題はバッティングのキレ」と指摘するも、第１打席からいきなり芯に当ててきたことに「１４年ブランク乗り越えていきなり芯に当てた、あれがすごかった」と舌を巻いた。

　加藤浩次から、獲得に名乗りをあげる球団はありそうか？と聞かれた稀哲氏は「実はこのチームが手をあげるんじゃないか、あげてほしいなっていうチーム、１チームあるんですけど。全然情報があるわけでもないんですけど可能性はあると思う」と、１チーム、名乗りを上げそうな球団があると予想。

　具体的な球団名を聞かれるも「ぼくの希望的観測なんで、（新庄氏が）６日間オファーを待つと言ってますんで、詳しいことは自分から言わないようにしている」と明かさなかったが、育成選手契約があることから「（支配下）選手契約ができなくても、育成契約で球団にデメリットはそこまでないと思っている」と、育成契約の可能性も指摘。

　加藤は「４８歳でも育成とかあるのか？」と聞くと、稀哲氏は「１４年やっていない選手に、はい、選手契約って、周りの目もあるが、でも新庄さんのキレを取り戻したらっていうのに賭けるんであれば、ぼくは全然育成で手を挙げるべきだと思うし」ともコメント。

　ただ新庄氏がタイムリミットを６日間としていることに「もうちょっと待とうよ～」と思わず本音もポロリ。だが「新庄さんの中では一年間やりきって、６日待って次の楽しい人生を探しにいくはず。ダラダラ待って次のステップに行けないのが嫌なんだと思う」とも理解していた。