オリックス・西浦が育成選手契約、背番号125 難病から復活誓う「僕が最初の人に」
オリックスは8日、西浦颯大外野手と育成選手契約したと発表した。この日、大阪市此花区の球団施設で契約更改交渉に臨み、850万円ダウンの500万円でサインした(金額は推定)。
西浦は厚生労働省の特定疾患に指定されている『両側特発性大腿骨頭壊死症』と診断された。21日に京都市内の病院で骨盤から骨頭へ移植する手術を受ける予定。両足とも手術するため、入院は半年以上に及ぶとみられる。
西浦は「シーズン終盤に1軍に上がる直前に違和感があった。1軍に上がってすぐに激痛に見舞われました。試合中、痛くて力が入らなかった。病院で検査を受けて病名を聞いたときは“なんだその病気?”って思いました。落ち込んだりはなかったですね」と振り返った。
担当医からは「8割強の可能性で復活できない」と言われたという。
「この病気で復活した人がいないなら。僕が最初の人になろうと思いました。SNSを通じて同じ病気の人からメッセージやアドバイスももらいました。復活することで希望を持ってもらえると思います」
西浦は3年目の外野手。今季は49試合に出場し、打率・187、2本塁打、4打点だった。