楽天・岸は5000万円減 奮起誓う「天国の星野さんに怒られてしまう」【NPB】
楽天・岸孝之投手(36)が10日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季までの4年契約を終え、来季は5000万減の年俸2億5000万円プラス出来高払いの単年契約で更改した(金額は推定)。
今季は3月に痛めた腰の影響や、新型コロナ禍による調整の難しさから開幕は出遅れ、2度の出場選手登録抹消などで苦しんだ。
それでも10月1日に再昇格後は5勝0敗、防御率1・38で、10・11月の月間MVPも獲得。今季トータルで11試合に登板して7勝0敗、防御率3・21。「全く仕事も何もせず終わらなくて良かった」と振り返った。
その一方で、楽天移籍からの4年間に関しては「1年目は2ケタにいかず、3、4年目は何も貢献できず。こんな成績では天国の星野さんに怒られてしまう」と、18年1月に急逝し、楽天移籍時の球団副会長だった星野仙一氏の名前を挙げ、奮起を誓っていた。
西武時代からともに戦ってきた石井GMが、新監督に就任したこともあり「監督を胴上げしたいという思いは強い」と岸。来季へ「うまくいくことばかりではないが、我慢強く何事にも取り組んでいきたい。我慢強く1年間、戦い抜きたい」と強い決意を示した。