ヤクルト・村上の一塁固定プラン 新加入・内川に「負けずに頑張りたい」
ヤクルトの高津臣吾監督(52)が13日、村上宗隆内野手(20)の来季一塁固定プランを明かした。「守備のこと、打撃のことを考えると、今は一塁に固定してあげた方がいいのかな」。コロナ禍に見舞われた激動のシーズンを終え、主砲の負担を軽減したいとの思いから決断を下した。
今季の村上は全試合で4番を担ったが、一塁で71試合、三塁でも49試合で先発出場。チーム事情に合わせながら両ポジションの練習に励み、懸命に白球を追った。それでも失策数は昨季の15から、今季は14と微減にとどまった。
最下位チームの4番として、来季は巻き返しを誓う。「チームに合わせて、(一、三塁)どっちも練習してエラーを減らします」と村上。ポジションが重なる前ソフトバンクの内川が加入するが「負けずに頑張りたい」と正一塁手の座を譲る気持ちは毛頭ない。不動の定位置から村上の逆襲劇は幕を開ける。