日本ハム・中田翔は3・4億で更改 5000万増も「振れなくなっている」【NPB】
日本ハム・中田翔内野手(31)が17日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5000万増の年俸3億4000万円でサインした(金額は推定)。円熟期にさしかかりつつあるチームの主砲は、3年契約の最終年となる来季へ向けさらなるレベルアップを誓った。
今春のキャンプから中田は、自身の状態について「レベチ(レベルが違うの意味の略語)」と表現してきた。試合数の減った中、今季は自己最多を更新する31本塁打をマークすると、108打点で自身4年ぶり3度目となる打点王も獲得。まさに「レベチ」なシーズンとなった一方で、「本当に流行語を狙っていたのでね。そんな甘くなかった。来年こそは、流行語をとれるように頑張りたいなと思います」と“中田節”で報道陣を笑わせた。
30歳を過ぎ、肉体面での機能低下は感じている。「若いころに比べたら、(バットを)振れなくなっているのは事実」。一方で、「今年に関しては本当に自分の楽な力で6割7割の力で逆方向にも(本塁打が)入ってくれた」と、それさえも補う新たな感覚をつかんだことが今季の好成績につながった。
今季チームは2年連続の5位に終わり、優勝したソフトバンクには6勝17敗1分けと水を開けられた。中田自身も苦手としていた相手だけに、「打てなかったのは事実。何かを変えてチャレンジするのはすごく大事だと思うので、来季に向けていろいろ考えてやっていきたい」と難敵攻略に向け策を練っていく考えを明かした。