セパ新人王は広島・森下暢仁と西武・平良海馬 巨人・戸郷はリーグ新人特別賞

 最優秀新人賞を受賞した西武・平良海馬(左)と広島・森下暢仁(代表撮影)
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 「NPBアワーズ2020」(17日、都内)

 両リーグの新人王が発表され、セ・リーグは広島・森下暢仁投手(23)、パ・リーグは西武・平良海馬投手(21)が選出された。

 ドラフト1位で即戦力として入団した森下は開幕からその期待に応える活躍。広島からの選出は14年の大瀬良大地以来、6年ぶり10人目となった。

 プロ2度目の登板となった6月28日の中日戦(ナゴヤドーム)でプロ初勝利を手にし、18試合で10勝3敗、防御率1・91でシーズンを終えた。規定投球回に到達した新人で、2桁勝利と防御率1点台は堀内(66年・巨人)以来の快挙だった。

 特に10月以降は抜群の安定感を誇り5試合で4勝。失点はわずか2(自責点1)で防御率0・24だった。10月・11月の月間MVPも受賞した。

 8日の契約更改交渉では2700万増の4300万円で契約を更改した。球団の新人2年目の年俸としては野村祐輔投手の4000万円を超える球団史上最高額となった。

 受賞にあたって、森下は「入った時から取りたい賞だったので本当にうれしい。やった、という気持ちです」と率直な思いを語った。来季へは「今年以上の成績を残せるようにしっかりやっていきたい」と意気込んだ。

 西武・平良は八重山商工からドラフト4位で加入した剛腕。中継ぎで54試合に登板し、1勝1セーブ、防御率1・87と圧巻の成績を残した。

 開幕から相手打者を圧倒し、7月19日の楽天戦で途絶えるまで9回2/3を投げて無安打無失点。最速160キロもマークした。球団では17年の源田壮亮内野手以来、3年ぶりの受賞となった。受賞にあたり、「シーズンの開幕が遅れましたが、たくさんの方のサポートのおかげで、こういう賞をとることができました。この賞に恥じないように、来年も皆さんに感謝しながら頑張っていきたいと思います」とスピーチした。

 広島・森下と新人王を争った巨人・戸郷翔征投手には、リーグ新人特別賞が贈られた。

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