オリックス・能見、鳥谷を「もちろん抑えます」 交流戦“虎狩り”も予告【NPB】

 阪神を自由契約となり、オリックスに新加入した能見篤史投手兼任コーチ(41)が18日、大阪市内の球団施設で入団会見に臨んだ。1年契約で年俸は3500万円、背番号は「26」。新天地で迎える来季への意気込みを示すと共に、阪神時代の同僚で同じパ・リーグとなったロッテ・鳥谷敬内野手(39)との対戦を熱望した。(金額は推定)

 早くも宣戦布告だ。「もちろん、抑えます」。入団会見で真っさらなユニホームに袖を通した能見が、かつてのチームメートを意識した。新天地で迎えるプロ17年目の来シーズン。心待ちにするのは、阪神時代の同僚で同じパ・リーグとなった鳥谷との真剣勝負だ。

 実現は早ければ来年2月23日に宮崎で行われるロッテとの練習試合。シーズンなら同4月6日の公式戦となる。「(自身の)イメージと違うなら対策は練らないと」。左腕が対戦実現へ心を躍らす。

 「色んな感情は出ると思う」。能見のプロ入りは2005年。鳥谷が阪神に在籍した昨季までの15年間は、同じタテジマを着て戦ってきた。実際に相対すれば当然、さまざまな思いが交錯する。

 後輩との対決も楽しみのひとつ。中でも気にかけるのは例年、沖縄で共に自主トレしてきた面々だ。「大山だったり梅野だったり。(対戦を)楽しみにしたい」。交流戦での“虎狩り”を見据えた。

 育ててくれた虎への感謝。そしてオリックスへの恩義を胸に臨む来季。「またグラウンドに立てる」。リリーフ専任となった18年6月以降、本拠地の京セラドームでは9試合で自責0。新たな主戦場は追い風だ。ベテランが心新たに新天地のマウンドへ上がる。

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