最速152キロ 注目の創価大・鈴木「負けてしまったら上の世界ではやっていけない」
東京新大学野球リーグの創価大が19日、東京・八王子市内の同大学グラウンドで年内の練習を終えた。来秋ドラフト候補で最速152キロ左腕の鈴木勇斗投手(3年・鹿屋中央)はマウンドからノックを受けるなど調整。コロナ禍に見舞われながら、「自分の体とか技術面を鍛え直すことができたので。マイナスの年ではなかった」と振り返った。
この秋、一気に飛躍を果たした。今秋リーグ戦開幕前日、憧れでもあるドジャースの左腕・カーショーを参考に2段モーションへと投球フォームを変更。“ぶっつけ本番”で公式戦に挑みながら、「突っ込みがなくなってうまく体重移動とか腕の振りとか、そこがよくなってコントロールしやすくなりました」と先発投手として頭角を現した。
11月の関東地区大学選手権では自己最速をこれまでの148キロから大台を超え、NPBスカウト陣から視線を浴びる存在となった。「これからいろいろなプレッシャーとかがあると思うんですけど、そこで負けてしまったらやっぱり上の世界ではやっていけないと思うので」と気を引き締める。
12日には1984年から指揮していた岸雅司氏が勇退し、堀内尊法新監督の新体制となった。新指揮官は「ピッチャーを中心に守りでやらないと」と掲げる。エースも「自分が中心として投げていけるように」と自覚を持って、大学ラストイヤーに臨む。