ソフトバンク岩嵜、10月から再浮上で「奇跡に近い」…700万ダウンも納得サイン
ソフトバンクの岩嵜翔投手が23日、ペイペイドーム内の球団事務所を訪れて700万円ダウンの6800万円で契約を更改した(金額は推定)。
18年の2度の右肘手術から完全復活を期した今季は2年ぶりに開幕一軍入りを果たした。だが、序盤は不調に苦しんだ。6月末の西武戦で2試合連続の逆転アーチを浴びるなど、6試合で防御率15.88と打ち込まれて7月9日に出場選手登録を抹消された。
「自分の中で引き際なのかなとクビも覚悟をしました。それくらいのどん底を味わいました」
しかし、17年に40ホールドで最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した実力者は這い上がった。10月に一軍再登録されると、再び輝きを取り戻した。10月は月間9試合に登板して防御率1.23と好投。かつてと同じ勝ちパターンを任される機会も増えていった。
「手応えがあった。奇跡に近い。そんな感覚で投げていました。その感覚をさらに上積みしていきたい」
今季登板は17試合で防御率7.20。これだけを見れば振るわなかったが、3年ぶり2桁となる10ホールドは復活への確かな一歩となった。