ロッテ・鳥谷、不惑の来季「もう一回勝負」 能見からの対戦熱望に「特別な感情が」【NPB】
ロッテ・鳥谷敬内野手(39)が23日、ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、現状維持の1600万円の1年契約でサインした。(金額は推定)
阪神を昨季限りで退団し、今年3月にロッテに入団。今季は5試合の先発出場や代走など42試合に出場し、打率・139に終わった。球団からは選手としての戦力と評価されて現役続行を決め「最後、もう一回勝負したいという思いが自分の中で出た」と心境を明かした。
プロ18年目となる来年6月で40歳の節目を迎える。阪神入団時に「40歳でショートを守りたい」と思い描いてきた。ただ、まずは試合で力を発揮できる体の状態を整え、準備を進める。その上で「スタメンで出ることを目標にやっていきます」と力強く誓った。
オリックスに移籍した能見の存在も刺激だ。来季、かつての同僚と対決する可能性があり「(左の)能見さんが出てきたら代打を出される。一番寂しい。そうならないようにやりたい」と笑った。そして「その(対戦の)時は特別な感情が生まれると思います」と予告した。
来季は現役を続行するが、引き際については「自分が、やめると思ったタイミングでやめます。区切りを自分で来年までとか、再来年までとかは一切考えていない」とはっきりとした口調で語った。まずは来季の目標に日本一を掲げ「阪神にいる時も、かなわなかった。一度は経験して野球人生を終えたいという思いがある」と強い覚悟を示した。