センバツ21世紀枠候補の愛媛・川之石で伝達表彰式 河野主将「やること変わらない」
第93回選抜高校野球大会(来年3月19日開幕予定)の、21世紀枠四国地区候補に選ばれた川之石(愛媛)で25日、伝達表彰式が行われた。
表彰盾を受け取った主将の河野悠大外野手(2年)は「ずっしり重いというか、責任を感じた」と、気を引き締める。「(21世紀枠に)選ばれても選ばれなくても、僕たちのやることは変わらない」と、今後の取り組みへの決意を語った。
川之石は部員15人と少数ながら、練習器具を自作するなど工夫をこらし、今秋の県大会では、強豪の宇和島東に勝利しベスト8に進出。また、18年7月の西日本豪雨からの復興支援、人手が足りない地元のミカン農家の収穫の手伝いや、知的障害を持つ子供たちとの交流など、学校ぐるみで行うボランティア活動が評価された。
チームを率いて8年目の松本富繁監督(48)は「甲子園を夢見て練習ができる。選ばれた責任を感じているし、恥ずかしくないチームになっていきたい」と、この冬の選手たちの成長に期待を寄せた。
21世紀枠は全国各地区9校の候補の中から3校が選出され、来月29日に発表される。