ソフトバンク・千賀 改めてメジャー挑戦訴え 育成出身最高4億
ソフトバンクの千賀滉大投手(27)が26日、ペイペイドームで契約更改交渉に臨み、1億増の年俸4億円プラス出来高払いで1年契約した。育成ドラフト出身選手では史上最高額となり、270万円だった入団時の年俸と比べて148倍を超え「また来年もやらなくちゃいけないと。自覚を持ってやりたい」と表情を引き締めた。
今季は故障で出遅れたものの、終わってみれば最優秀防御率、最多勝、最多奪三振の「投手3冠」に輝いた。順調なら来季国内FA権を取得する。ポスティング制度を利用した米大リーグ移籍の容認も改めて訴えた。
約1時間の交渉で最も時間を費やしたのは千賀が「米国のことが一番長かった」と熱意をぶつけたが、三笠ゼネラルマネジャーは「球団方針に大きな変更があったわけではない。一方、どんな意思決定も一回決めたら変えないわけでもない」と話すにとどめた。