担当記者による10大ニュース日本ハム編 低迷したチームで1位となったのは…
デイリースポーツの各球団担当記者が独断で選んだ10大ニュース。今回はパ・リーグで2年連続5位と低迷した日本ハム編。
◆10位 野村、開幕スタメン入り
10代野手の開幕戦でのスタメン出場は、チームでは13年の大谷(現エンゼルス)以来の快挙。7月初旬に右手小指を骨折し戦線を離脱したものの、21試合の出場で打率・257、3本塁打、18打点とアピール。来季以降、さらなる活躍を予感させる。
◆9位 4年連続でV逸
04年の北海道移転後、4年連続でリーグ優勝を逃すのは初めてとなった。今季は序盤から終盤まで首位争いに絡めず、2年連続の5位に終わった。
◆8位 近藤が2年連続で最高出塁率のタイトルを獲得
昨季を上回る・465で2年連続の最高出塁率に輝いた。また、打率でもオリックス・吉田正、ソフトバンク・柳田と激しい争いを演じ3位。来季は念願の首位打者も狙う。
◆7位 飯山内野守備コーチがコロナ陽性
9月11日、仙台での楽天戦のため移動した後に、家族が発熱を訴えていると飯山コーチが申告。本人に症状はなかったが、12日にPCR検査を受けた結果、陽性の判定となった。
◆6位 宮西が史上初の通算350ホールドを達成
今季は試合数の減った中、1年目から13年連続となる50試合以上登板も達成し、防御率2・05と安定した成績を残した。球団からの信頼は厚く、来季から出来高払いを含む2年総額6億円の契約を新たに結んだ。
◆5位 12年目の大田が初の守備のタイトルを獲得
大田が三井ゴールデン・グラブ賞を初受賞。今季は主に右翼を守り、補殺はリーグ2位の7つをマーク。強肩とアグレッシブな守備でチームを支えた。また中田と西川も同タイトルを獲得し、チームでは28年連続で受賞者を輩出。パ・リーグの史上最長記録を更新した。
◆4位 斎藤佑、10年目で初めて1軍登板なし
今季、開幕から2軍スタートだった斎藤佑は、右肘を痛めた影響もありイースタン・リーグ19試合の登板で、1勝3敗、防御率9・31の成績。契約更改交渉では、350万円減の年俸1250万円でサインした。今後の右肘の治療については、手術ではなく保存療法を選択し復活を目指す。
◆3位 栗山監督が通算600勝
史上24人目となる監督での通算600勝を達成。来季は、自身が持つ球団の連続最長在任期間を更新する10年目のシーズンに突入。大沢啓二氏が持つ球団最多記録の631勝超えも射程に入る。
◆2位 中田、本塁打数で自己最多を更新
試合数の減った中でキャリアハイの31本塁打をマーク。楽天・浅村に1本差で及ばず、本塁打王の座は譲ったものの、108打点で14、16年に次いで自身3度目となる打点王を獲得した。
◆1位 西川、有原がメジャー挑戦
投打の要である2人が、ポスティングシステムを利用した米大リーグ移籍に挑戦。有原は、昨季リーグ最多の15勝を挙げるなど先発陣の大黒柱的存在だ。また、西川も盗塁王を3回、ゴールデングラブ賞を4度獲得するなど走攻守そろったリードオフマン。2人の移籍が実現すれば、来季、5年ぶりのV奪還を目指すチームにとって、大きな戦力ダウンとなりそうだ。