ロッテ・美馬、右手欠損の長男とテレビ出演「うちに来てくれてありがとう」
ロッテの美馬学投手が26日、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」に、妻で歌手のアンナさん、先天性四肢欠損症で右手がない長男“ミニっち”とともに出演した。長男は昨年10月11日に誕生。アンナさんはインスタグラムで、昨年12月に長男について「右手首欠損症という形成不全です。分かりやすく言うと右手首から先がありません」と報告していた。
アンナさんは番組のインタビューで、長男が誕生した瞬間に、医師に「手がないんですけど」と聞き、「びっくりを通り越して『無』」だったと振り返った。その後は「申し訳ない気持ち、五体満足で生んであげられなくてごめんねという気持ち」だったと明かした。
しかし、大学時代の友人や実母から励まされ、前向きに。美馬投手からも「おなかの中で(障がいがあると)分かっていたとしても『生んでくれ』と言っていたし、自分たちの子供に生まれて本当に良かったと思わせてあげられる自信がある」と告げられたと語った。
美馬投手は「妻の両親が近いところ(関東)に行った方がぼくも安心して野球ができる」と、昨年、楽天からロッテに移籍したのが家族のためだったと明かした。長男には「最高の宝物。本当にうちに来てくれてありがとう」と思いを伝えた。
今年9月14日のアンナさんのインスタグラムでは長男が左手で硬球を投げて美馬とキャッチボールをする様子もアップ。医師から、同じ右手欠損の障がいを抱えながらメジャーリーグで活躍したジム・アボットさんの著書を渡されたことを明かし、美馬投手が「子供達に勇気を与えたくてやっていたけどこれからは違う。自分がミニっち達に勇気をたくさん与えてもらうから頑張れる」と思いを新たにしたことも伝えていた。