巨人・宮本コーチもDH制導入を訴え 「“下位”なのに“甲斐”も振り鋭い」
巨人の宮本和知投手チーフコーチ(56)が2日、セ・リーグ投手の能力向上へDH制導入の必要性を訴えた。
原監督が以前から提案してきたように、昨年の日本シリーズ4連敗でDH制の必要性を痛感したという。「DH制というのは選手を育てるのではと感じました。ソフトバンクはタフな選手が多かった。レベルの高い投手を打ってきている打線だけあります」と説明した。
ソフトバンクは1番から9番まで気が抜けない打線だったと振り返る。「(打順が)“下位”なのに“甲斐”も振りが鋭かった」と、9番の甲斐にも4戦で2発を浴び、セ・リーグにはない打線全体の破壊力を痛感。DH制でもまれているからこそと感じている。
「パ・リーグは簡単にアウトを取れる打席がないから、投手が育つ。うちもタフさのある先発投手を育てないといけない」と宮本コーチ。投手の成長のためという視点から、DH制導入を働きかけていく。