楽天は９日、新外国人として前レッドソックスのルスネイ・カスティーヨ外野手（３３）と契約に合意したと発表した。

　カスティーヨはキューバ出身の右投げ右打ちの外野手。国内リーグや代表で活躍し、１３年に亡命。１４年８月にレッドソックスと結んだ７年総額７２５０万ドル（約７５億円）の大型契約が話題となった。

　メジャー通算成績は９９試合出場で打率・２６２、７本塁打、３５打点。今年１０月にＦＡとなり、１１月からはメキシコのウインターリーグに参加していた。

　カスティーヨは球団を通じて「日本でプレーすることを今からとても楽しみにしている。ＮＰＢは素晴らしいリーグだと聞いているし、何より日本の規律正しい文化が大好き」とコメントした。

　石井ＧＭ兼監督は「長打も打てる能力はあるが、そこに依存しすぎず、チャンスメーカーとポイントゲッターとしての役割、存在感を期待したい」と評価。現在はコロナ禍で緊急事態宣言が出ている中で「キャンプには間に合わない可能性が高いが、来日できたときには球団全体で彼が早くプレーできるようにしっかりサポートしていく」と話した。