【巨人・菅野と一問一答】似たようなオファーが多かった もうちょっと時間があれば
ポスティングシステムによる米大リーグ球団との交渉が合意に至らず、巨人に残留した菅野智之投手(31)が10日、リモート取材に応じ心境を明かした。一問一答は次の通り。
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-パドレス・ダルビッシュやツインズ・前田から連絡があった。
「僕が判断する上で参考になりました。メジャーリーグの第一線で活躍している素晴らしい選手。『こうした方がいいよ。ああした方がいいよ』とは言われなかったんですけど。いろいろ条件面であったり、環境を相談した」
-渡米してアメリカの状況を、どう感じたか。
「自分も初めて直接交渉する場に立った。『どのチームも獲得したい』と心から言ってくれたと思いますし。昨日、代理人が言ってましたけど、似たようなオファーが多かったというか。でも、本当にいい経験になった。次のステップに行く上において、自分の野球人生にプラスになったと確信しています」
-大リーグの今季の動向について。
「自分が想像していたものと、ちょっと違っていたのは確かに感じました。市場が動いていないというのもあったと思いますし。決まるべき人が決まってくれれば、また状況も変わったんでしょうけど。僕の場合は期限が30日間と決められているので。それが自分の中では、もうちょっと時間があればな、というふうに思ったという事実はあります」
-東京五輪に向けての思いは。
「こういうチャンスも、もらえたと感じてますし。もちろんすんなり向こうに行くことも、またそれも素晴らしい野球人生だったなと思います。ただ結果(的に)、そういうものにチャレンジできるというのは、自分にとってプラスだと思います。そもそも去年、東京オリンピックがあったらと考えると、そこを目標にしていた自分がいたので」
-今後、キャンプまでの体の作り方は。
「正直、年末もずっと向こうの球団と交渉したり、なかなか予定が見えない中で、ほとんど体を動かせてない。例年よりは、スローペースになるのかなという気はしてます。徐々に上げていければと思っています」