日本ハム・吉田輝、新成人の誓い「1軍定着」 区切りの3年目「勝負の年」【NPB】
12日に20歳の誕生日を迎える日本ハムの吉田輝星投手が11日、新成人の誓いを立てた。現在自主トレを行う沖縄県名護市からオンライン取材に対応。右腕は「3年目と区切りのいい年でもある。勝負の年だと思ってやりたい」と1軍定着を今季の目標に掲げた。
南国の空の下、徐々にギアを上げている。この日は今年初めてブルペンに入り、捕手を立たせた状態で直球のみ20球を投じた。「球の回転の軸もよかったし、体重移動もスムーズにできていた」と上々の手応えを得た。
年末年始に帰省した故郷の秋田では、下半身強化をテーマに短距離ダッシュを多く取り入れ、10日間で計20キロほど走り込んだ。例年の「2、3倍ぐらい」の練習に励み、活躍への吉兆もつかんだ。
実家の近所にある勝負運アップで知られる神社に初詣し「1年間、ケガなく1軍にいたい。今年はたくさん勝てるように」と祈願。おみくじは末吉だったが、金足農時代の18年夏の甲子園で準優勝した年も末吉だったこともあり、「ひそかに期待している」と満面の笑みを浮かべた。
昨季は1軍で5試合に登板して0勝2敗、防御率8・41だったが、今季の活躍には「期待してください」と自信たっぷり。2月7日の紅白戦に向け「そこにしっかり合わせたい」と輝く1年にするためにも、スタートダッシュを決める。