巨人・原監督 桑田氏復帰の狙いは…「つなげるということが重要」
巨人は12日、球団OBの桑田真澄氏(52)が1軍投手チーフコーチ補佐に就任したと発表した。巨人を退団した06年以来、15年ぶりに古巣復帰となる。原監督と桑田氏はリモート会見を行った。昨年中に組閣が固まった中での異例の大物コーチ招聘(しょうへい)。原監督の狙いは…。
オーナーに直談判しての桑田氏招聘。原監督は「私の中での持論は今日より明日。明日になればあさって。そういう中で桑田真澄というOB、野球人として非常に魅力がある人がユニホームを着られる環境にあると。彼の全てを知らないがために逆に興味がある」とコーチ就任の理由を説明した。
続けて「キャリアはもちろん、ユニホームを脱いでからも勉強している。目的はチームを強くすること。大いに自分のものを出してもらいたい」と期待の言葉を語った。
巨人の指揮官として今年で通算15年となる原監督は「ジャイアンツはつなげるということが重要。90年間歩んで、次の目標に進んでいる。いろんな先輩たちがつなげてきた。その一端を桑田真澄にも持たしたい。その思いが強かったですね」。巨人のエースとして一時代を作った桑田氏の手腕に期待がかかる。