プロ野球、Jリーグともキャンプの中止・延期は現状では考えず
日本野球機構(NPB)とJリーグが合同で立ち上げた「新型コロナウイルス対策連絡会議」が12日、開かれ、プロ野球、Jリーグとも現状ではキャンプ日程を変更せず、地元自治体と協議の上、万全の感染対策を行いながらシーズンへの準備を進めていく方針を示した。
終了後にオンライン会見したプロ野球の斉藤惇コミッショナー(81)は「今の段階は行政当局、自治体と話し合っているが、2月1日から粛々とどうやってやるかという方向へ知恵を出し合っている。よほどのことがない限り、これを延ばすとかキャンセルとかは考えられない」と強調した。Jリーグの村井満チェアマン(61)も「検査をした人間が赴き、ウイルスを持ち込まないことは当然だが、現地での直接対面でのファンサービスは一切できないと考えている。無観客になるかなどに関しては地域との話し合いになる」と話した。事前にPCR検査を行い、陰性を確認した選手がキャンプイン。地元自治体が望むのであれば無観客での実施もあるとした。
プロ野球12球団は例年通りなら2月1日に宮崎・沖縄でキャンプインする。今季はセ・パとも3月26日、Jリーグはクラブによっては1月中旬からキャンプインを予定しており、2月最終週の開幕を予定している。