センバツの21世紀枠、3から4へ増枠

 日本高野連は13日、第93回選抜高校野球大会(3月19日開幕・甲子園)に向けた運営委員会を開いた。白紙になっていた明治神宮大会枠に代わり、21世紀枠を3から4に増やすことを正式決定した。東日本と西日本からそれぞれ1校、残り7校から地域を限定せずに2校を選ぶ。

 21世紀枠の候補校は9校で、北海道は知内、東北は八戸西(青森)、関東・東京は石橋(栃木)、東海は三島南(静岡)、北信越は富山北部・水橋(富山)、近畿は東播磨(兵庫)、中国は矢上(島根)、四国は川之石(愛媛)、九州は具志川商(沖縄)。

 優勝校の地区に出場枠が与えられてきた明治神宮大会は昨秋、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止になった。21世紀枠を増やすことについて、選抜高校野球大会の運営委員会は「この一年、すべての高校球児が新型コロナウイルスによる感染症と向き合ってきたことを踏まえ、それぞれ創意工夫を続け、高校生活や部活動に真摯(しんし)に取り組んでいる高校に光を当てることが、全国の球児やファンを勇気づけることにつながると考えた」としている。

 21世紀枠は2001年の73回大会で2校でスタートし、08年の80回大会から3校を選出した。85回大会の13年以来、4校が選ばれた。全出場校は29日に発表される。

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