野球殿堂 競技者表彰23年ぶり選出なし ヤクルト・高津監督10票及ばず

 野球殿堂博物館は14日、今年の野球殿堂入りを発表し、アマチュア野球関係者などから選ばれる特別表彰でアトランタ五輪日本代表監督の川島勝司氏(77)、ノンフィクション作家の佐山和夫氏(84)が選出された。

 今年の野球殿堂では、競技者表彰が23年ぶりに選出なしとなった。プレーヤー表彰は2年連続の選出者なしで、現ヤクルト監督の高津臣吾氏は選出に必要な得票率75%に10票及ばず。6年ぶりに選出なしのエキスパート表彰は元阪神のバース氏が6票及ばなかった。

 特筆すべきはプレーヤー表彰だ。投票資格を持つ記者が候補者(今年は30人)から最大7人まで記名できるが、今年は1人平均5・7人で、プレーヤー表彰となった08年以降で最多。最大7人の候補者を記名した割合は全体の55・6%に及び、初めて50%を超えた。

 それでも選出者が出なかったのは候補者の票が割れたためだ。全体2位の元中日・山本昌氏ら11人の新候補者に票が流れ、昨年上位だった候補者は票を伸ばせず。新候補者に有力者が集まり、結果として選出者なしという珍しい事態となった。

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