日本ハム・ドラ1伊藤、初ブルペンで辛口「60点」 フォームと球質が課題【NPB】
日本ハムのドラフト1位・伊藤大海投手(23)=苫小牧駒大=が15日、千葉・鎌ケ谷の球団施設でプロ入り後初めてブルペンで投球練習を行った。これまでもルーキー離れした意識の高さを見せてきた右腕は、「60点。まだまだ課題が多い」と辛口採点を付け、自らにハッパをかけた。
約3カ月ぶりの傾斜を使った投球だったが、力強かった。捕手を中腰にさせた状態で直球のみ22球。受けたドラフト3位・古川(上武大)は、ともに侍ジャパン大学代表の経験もあり、「進化していた。ボールが強かった」と絶賛。それでも伊藤は不満顔だ。
現時点の課題はフォームや球質と分析としつつ既にその先も見据える。「野球選手の投球が10あるとしたら、2も3も知らない。これから明確にして、クリアし続けていかないとこの世界で残っていけない」と熱弁した。
プロ入り前には、自身のYouTubeチャンネルで練習法を紹介するなど、探究心は人一倍強い。「一日、一日を大切に過ごす」をテーマに、“野球の哲学者”として進むべき道を追い求める。