日本ハム・ドラ1伊藤 変化球解禁も「全然よくない」原因は…【NPB】
日本ハムのドラフト1位・伊藤大海投手(23)=苫小牧駒大=が17日、千葉・鎌ケ谷の球団施設で今年2度目のブルペン入り。立ち投げで35球を投じ、カーブなど変化球も解禁した。「体の状態もよくなっている」と調整具合に手応えを見せたのだが…。
「全然よくないですボールが。気持ちの部分かもしれないけど投げていて気持ち悪い」
苦笑いでそう振り返る原因は、高校2年時から愛用する特注マウスピースの存在だ。常に2つは持ち歩き、練習中から着用しているが、この日は寮に置き忘れてしまったのだ。チームでは吉田輝も着用しているが、伊藤のものは上の奥歯だけに装着するタイプだ。かみ合わせをよくすることで体のバランスを調整するのが目的。以前は「右側に(重心が)よりやすくて、ちょっと(右半身が)前に出づらかった」が、着用すればスムーズな投球動作に入れるという。
今月終盤には捕手を座らせての投球練習も予定。その時は“相棒”を忘れず万全な状態で臨みたい。