ソフトバンク・東浜が契約更改 2300万円増の9000万円「フルで投げきれる準備を」
新型コロナ感染のために契約交渉が越年となっていたソフトバンクの東浜巨投手が18日、ペイペイドーム内の球団事務所を訪れて契約更改を行った。昨季は自身初の開幕投手を務めて9勝2敗、防御率2・34の好成績で3年ぶりのリーグ優勝に貢献。シーズン終盤に訴えた右肩不調により登板が見込まれた日本シリーズは回避したが、2300万円アップの年俸9000万円でサインした。(金額は推定)
現在、福岡県内に緊急事態宣言が発令されていることもあり、この日の会見はオンラインのみでの実施だった。マスク姿で臨んだ東浜は「最大級に評価をしていただいた」と感謝の言葉を述べた。
東浜は昨年12月24日に新型コロナの感染が判明。2週間の自宅での隔離期間を経て、球団が定める2度続けての陰性判定が1月15日に出たことで、16日からリハビリ組として練習に参加している。「体力が落ちていると感じた。ただ、今は外に出られるだけでうれしい。目いっぱい練習ができる」と目を細め、「しっかり段階を踏んでいきたい。体力を戻すというより、しっかり体力をつけて進んでいきたい」と今後を見据えた。
また、2年連続の開幕投手についても「もちろん投げたい思いはある」と話したが、昨季終盤に離脱した悔しさから「そこだけにとらわれず、シーズンをフルで投げきれる準備をしたい。個人タイトルよりもチームの優勝、日本一5連覇が大事」と力を込めた。