プロ野球 安全な開幕へ12球団監督一致団結 議長の西武・辻監督「今は我慢の時」

 プロ野球の12球団監督会議が20日、オンライン形式で開かれた。新型コロナウイルス対策として今季も運用される特例について、日本野球機構(NPB)からの説明を受けた各監督。春季キャンプも無観客スタートとなる厳しい状況下だが、シーズンを全うしていく決意を口にしていた。

 「プロ野球が日本の文化として根付いていること、ファンの方に夢や希望、活力を与える存在ということを意識して協力していこう」とプロ野球の斉藤惇コミッショナーのあいさつで始まった会議。各監督からも同様の言葉が聞かれた。

 この日、沖縄県でも独自の緊急事態宣言が発出され、8球団が無観客でキャンプインすることが決定。これで全球団の1軍キャンプが無観客のスタートとなった。

 議長を務めた西武・辻監督は「シーズン以上に肉体的にもきつい練習を重ねる中、ファンの声援は力になるが、安全な中で開幕を迎えるのが一番」とした上で「今は我慢の時。開幕日に頑張った姿を(球場で)見ていただけるように、われわれも頑張りたい」とファンへ理解を求めた。

 ヤクルト・高津監督も「その先に、みんなが球場に足を運んでゲームを見ていただけるようにと思う」。我慢の先にある安全なシーズン開催へ、各監督は12球団の一致団結を誓い合った。

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